青トラ訪問記-2

味を究める

瓦屋根への対応

合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

集熱パネルを瓦屋根に設置する現場の施工指導に行ってきました。
瓦屋根への施工方法は2018年頃に考案して、これまでに十数件の実績を積んできていました。
陽のまどの原点は「リフォームに対応できるソーラーになる事」なので、既存瓦屋根に集熱パネルが設置できるようになれば、対応できる建物が多くなるでしょう。
今回は新築物件ですが、瓦屋根への集熱パネル設置の様子をご紹介したいと思います。

施工の流れ

① 瓦を葺く前に屋根への割付を検討しますが、その段階で集熱パネルを固定するための架台、ダクトを通す位置などを決めます。

② 架台配置図に従って支持瓦を設置します。支持瓦は「屋根技術研究所」の製品を使用しているので、この施工については予めそちらの施工資料に従って工事を終わらせておきます。架台レールを取付けるための金物は、陽のまどのオリジナル品です。

③ 瓦屋根で一番の課題は、ダクトが屋根を貫通する部分の雨仕舞でした。
現在は「同質支持瓦」という穴あき瓦を利用してダクトを通す仕掛けを作っています。

④ 陽のまどオリジナルの架台を組み上げたところです。

⑤ 架台上に集熱パネルを取付けます。今回は横型集熱パネルを4枚設置です。

⑥ ダクト貫通部分の納まり
「接続アタッチメント」と呼ぶ部材で気密と水密を確保します。

⑦ 室内側から見ると↓のように納まります。
集熱パネルのダクト接続口(Φ150)がほぼ中心に来ていることを確認します。

⑧ 全ての集熱パネルを架台に固定しました。
瓦の上に少し浮いたように設置されます。

⑨ 架台レールを隠すように化粧水切りを取付けます。

⑩ 最後に施工に携わっていただいた職人さんと記念撮影。無事に完了して良かった!
お疲れさまでした。

少し建築のプロ向けの内容になってしまいましたが、既存の建物にも応用できるものなので
「うちは瓦屋根だから無理かな」と思っていた方も一度ご相談下さい。