合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。
青トラ訪問記としてブログを書くのは久しぶり。実際には和歌山県那智勝浦町の現場へも青トラで行っているので、こちらも青トラ訪問記なのですが、ヒノム研究員が「僕が書きます!」と言うものだから彼に任せてます。
さて今回は、浜松市内の現場へ陽のまどの施工状況を確認しに行ってきました。
嵌合立平葺き屋根+集熱パネル
陽のまどの屋根への施工方法については、現在のところ4通りの納まりを想定しています。今回はその内の一つ嵌合立平葺き屋根に架台を組んで集熱パネルを取付ける納まりの現場へ行きました。この方法は既存屋根への集熱パネルの設置を想定して2012年頃に考案したものですが、スワロー工業製の嵌合立平葺き用取付金物を使用して架台をつくります。ところが最近この金物がモデルチェンジをして、大きさや形状が変わってしまったので、弊社の架台部材もこれに合わせてリニューアルさせました。今回はその仕様の初めての現場だったので各部納まりの確認のために伺いました。
新仕様の金物は↑のようにかなりゴツくなりましたが、旧仕様よりも設置した時の安定感が高まったように思います。あとは想定通りに納まってくれるかどうか…
Aisuの町角
現場は浜松市内で入政建築さんが分譲開発を進めている「Aisuの町角」。建築条件付き宅地として4区画販売する内の最初の1棟目になります。
陽のまどの施工
今回は嵌合立平葺き屋根の上に集熱パネルを設置するので、前述の取付金物を使用して架台を組みます。
この工法の難点は金属部品同士をドリルビスを使って固定するので、金属屑が多く出てしまう事。放置すると錆びて周囲の屋根材等を傷めてしまうので、丁寧に掃除をしながら作業を進めなければなりません。
ダクト接続位置を基準にパネル配置を決定したので、嵌合立平葺き屋根材の立上り部分を切断して接続アタッチメントを取付ける事になりました。こちらで想定した配置計画と変わってしまったために部品の数量が足りなくなりそうでしたが、何とかやり繰りして強度不足にならない形で納めることが出来ました。
新しい取付金物も問題はなさそうなので、今後はこの方法も積極的に勧めて行きたいと思います。