紀州サンウッド倉庫-温熱実測

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

那智勝浦町の「紀州サンウッド倉庫」が一応完成しました。一応としたのは、倉庫入口のスロープ部分のコンクリート打設がまだ済んでいないからで、建物自身は完成しました。いよいよ運転開始となりますので、建物内外の温度、湿度データを収集するための計測器を設置しに行きました。

訪問日は台風18号の影響を受けて大雨。そう言えば集熱パネル設置工事の時(8/20)も台風の影響で雨雲レーダーを見ながらの作業でしたが、今回も前日はものすごくいい天気だったので、ここまで荒れるとは思いませんでした。

紀州サンウッド倉庫

今回の温熱実測は、外気温度/湿度と室内の温度/湿度4点、ダクト内温度4点の9点を測定します。
まずは8台のファン(ソーラー4台、循環4台)のダクト内風速を測定しました。

ソーラー/循環の各系統共に600㎥/h程度の風量が出ており、バランスに問題は無さそうでしたが、生憎の天気で集熱状況を確認する事は出来ませんでした。

温湿度ロガーと温度ロガーを設置しました。30分間隔で記録させます。まだスロープ部分の工事が済んでいないので、しばらくは空の状態で運転を続けることになるでしょう。10月末~11月初旬には本倉庫に入れる木材の準備が整うとのことなので、そこからが本格的な実測となります。次回は木材入庫の前日に計測状況の確認に来て一度データを回収し、問題が無ければ計測を再スタート。次の日に木材が入った時、どのような環境の変化があるかを確認したいと思っています。