高知県・宿毛の家

ブログ味を究める

合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

高知県宿毛市で建築中の住宅に陽のまどを採用していただいたので、施工指導に伺いました。今回は新幹線と在来線の特急を利用しての出張なので「青トラ訪問記」ではありません。仕事以外の事は、ヒノム研究員が報告すると思うので、私は現場の様子をお伝えします。

浜松から高知県宿毛市まで鉄道利用だと8時間くらい掛かるので、前泊しなければ朝からの作業に間に合いません。前日の夜に宿毛入りして駅近くのホテルに宿泊しました。朝、部屋の窓から外を見ると雨。「えっ!雨だなんて、天気予報は言ってなかったぞ」と思いましたが、周囲はびしょ濡れ状態で、例え雨が止んだとしても屋根面が濡れてたら、乾くまで施工できないぞと思いながら現場へ向かいました。

宿毛の家

今回の物件の設計、施工は四万十市の工務店「有機的建築村上」さんです。延床面積103.5㎡の平屋で、南向き3寸勾配の屋根に横型集熱パネル4枚を設置します。幸い私が現場に着く頃には、雨も上がって青空が広がってきており、屋根全体がブルーシートに覆われていたお陰で即施工が可能でした。

mモジュールの建物に対して尺モジュールの集熱パネルを取付けるので、ダクト接続用の開口が躯体と干渉しないように配慮しなければなりません。当初のダクト計画のままだと室内において不都合な部分があるとの事で、急遽ダクト接続口の位置を変更する事になりました。野地板に開口を設けるのは位置を間違えると大変な事になるので、パネルの各部寸法が頭に入っている私でも緊張します。慎重に位置と寸法を確認しながら作業を進める事で、間違いなく納めることができました。

有機的建築村上 村上直樹さん

有機的建築 村上|高知県四万十市

高知県産材と手刻みに拘った家づくりを実践されている村上さん。太陽の恵み溢れるおいしい建築に仕上がる事を願っています。