青トラ訪問記19 デモ用集熱体感キット

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

工務店さんが開催する見学会において来場者に太陽の暖かさを実感してもらう最も効果的な方法は、ダクト内を流れる集熱空気に直接触れてもらうこと。工務店さんのモデルハウスや社屋に導入されている空気集熱式ソーラーのダクトの途中に窓を設けて、ここから手が入れられるように工夫されている事例がいくつかあります。

集熱運転中にこの開口から手を入れると「わっ!暖かい!!」って声を挙げられる方も多いそうで、理屈をあれこれ話すより体感してもらうのが一番説得力があるとの事です。空気集熱式ソーラーのモデルハウスがあれば、このような仕掛けも可能なのですが、そういうものが何もない場合に手軽にソーラーを体感できるものが欲しいとの要望があって、デモンストレーション用の集熱体感キットを作ってみました。

デモ用集熱体感キット

静岡県藤枝市の育暮家ハイホームスさんからの依頼で、モデルハウス南側のデッキ上に設置できる集熱パネル1枚と小型ファンを組み合わせた簡単な体感キットをつくりました。

架台は↑のように大工さんに作ってもらいました。横型集熱パネル1枚(910mmx1820mm)が載る大きさで、設置角度は矩勾配(45°)になっています。なぜ45°かと言うと組み合わせるファンの都合からなんですが、昔作った小型のファンボックスが出番なく自宅に転がっていたので、これを手直しして使う事にしました。屋根勾配に合わせたボックスの中に小型のシロッコファンが内蔵されています。↓

システムの動作をコントロールするのは、陽のまどでお馴染みのバイメタル式温度スイッチ。集熱運転中はファンの吐出口から暖かい風が吹き出します。

組立が完了しましたが、ここで大きな問題が!
当初指定された設置場所だと午前中は陽当り良好なのですが、お昼過ぎから庭の木の陰が集熱面に影響して運転が停止してしまうのです。↑
結局、2人掛かりで陰が掛からない位置までえっちらおっちらと移動させたのですが、実際の運用方法については改めて工務店さんの方で考えてもらう事にしました。

果たしてこれがお客様を説得するだけの活躍を見せるかどうかは何とも言えませんが、集熱パネルに日が当たれば暖かい風が出てくるのは確かなので、お日様の偉大さを感じてもらうきっかけになればいいなと思います。