床下設置のお試し仕様変更

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

陽のまどのソーラーファンボックスを床下に設置するケースは多いです。その時、ファンボックスは集熱面から下りてくる立下りダクト直下に位置することになりますが、これが建物の中央部にあって、床下点検口から離れていると施工時、メンテナンス時にいちいち床下を潜ってファンまで行かなければなりません。これはなかなか大変な事です。そこで電気関係の配線をまとめる「端子ボックス」をファン本体から切り離して床下点検口近傍に移設すると、作業が楽になるので、そのような提案をしています。ただしこの場合は、ファンユニットと端子ボックスを結ぶファンケーブルの延長が必要になり、見積時には床下点検口の位置が決まっていない事が多いので、L=10mの延長用ファンケーブルを見積りに加えています。ただこれが適切に使用されているかどうかが、こちらでは把握できていないので、今回お試しで以下のような仕様変更をしてみました。

ファンボックスの側面に「ファン用端子台」を増設しました。これにファンユニットからのケーブル(強・弱・N・E)を接続しています。

「延長用ファンケーブル」は、アース線と共に別梱包にしていましたが、端子台の所定の位置に結線した状態で出荷する事にしました。

長いケーブルがグルグル巻かれて少々見苦しいですが、端子ボックスーファンボックス間でケーブル長を調整してから前述の「ファン用端子台」に結線して貰えば、確実に延長できるでしょう。

最近の3物件にお試しで出荷してみましたが、施工の状況等の現場の様子を聞いて問題がなければ、床下設置案件に限り、この仕様に切り替えて行こうと考えています。