合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。
お盆休み直前に福島県郡山市の現場へ施工指導に伺いました。郡山まで片道500km弱、約9時間のドライブでした。郡山へ来たのは5年ぶりくらいでしょうか。久しぶりに走る郡山市内は、どこか懐かしく感じました。
今回の建物の設計は、東京の設計事務所「湖雲山」の酒井禅道さんです。
湖雲山 yoshimichi sakai architect
酒井さんが建築家・堀部安嗣さんの事務所に在籍していらした時に「びおソーラー」でお世話になりました。その時のお施主様からの反響がとても良かったとの事で「今回の案件にも是非採用したい」と声をかけていただきました。本当にありがたいことです。
施工は郡山の八光建設さん。
八光建設さんと言えばホテリ・アアルトですね。私も一度泊まってみたいと思っています。
八光建設 | 福島県郡山市の住宅・リフォームで自然と共生する豊かな都市づくりを

屋根面の工夫
今回の集熱面は、酒井さんの設計図に従い↓のような納まりを採用しました。

屋根の水平構面をつくる一次野地板にダクト接続ボックスを取付け、垂木で屋根通気層(h=105mm)を確保して、その上に防水のための二次野地板を貼ります。この屋根通気層の高さ(105mm)に合わせた特注の「接続アタッチメント」で集熱パネルと接続するという納まりです。一般的には、背の高いダクト接続ボックスを用意して、二次野地板から一次野地板を貫通して室内まで通すのですが、どうしても手の入らない部分が出来てしまうので、今回のような納まりであれば、確実に漏気、漏水を止めて施工することができるでしょう。少々手間は掛かりますが「曖昧な納まりにしたくない」という酒井さんの想いが形になっています。

ダクト接続ボックスを挿入



接合部(隙間が無いことを確認)


八光建設の職人さん達も集熱パネル施工の各工程を丁寧に作業して下さったので、ミスなく確実に設置することができました。


集熱面工事が完了したところで、酒井さんに屋根に上がっていただいて記念撮影。
無事に施工を終えることができて良かったです。