万華鏡みたいな美術館

ヒノムくんの日常ブログ

おいしい建築研究所 研究員&観光係のヒノムです。

先日、所長と一緒に熱海の現場へ行きました。あいにくの雨で、集熱面の設置工事が出来なかったので、施工手順と注意点を現物を見ながら説明するという形での対応となりました。これについては、所長が書いてる「青トラ訪問記」を読んでくださいね。

青トラ訪問記-30 熱海の別荘 | サンシャイン・ラボ

現場を去る頃に霧雨のような感じになって、空が明るくなりました。「さすが熱海!」って景色が広がっています。お昼ご飯もまだだし、どこかに寄ってから帰ろうという事になり、所長が20年くらい前に行ったことがあるというMOA美術館に立ち寄ることにしました。熱海の有名な観光スポットですね。

所長曰く、昔来たときは、エントランスホールから本館まで長いエスカレーターで登ったけど、それがすごく幻想的だったのだそうです。しかし今回は駐車場の関係で、一番高い所(3F)から入場する事になりました。そんな訳で最初に見学したのが豊臣秀吉の「黄金の茶室」です。

実物は、大坂夏の陣の際に失われたと考えられていて、現存していませんから、その道の専門家が文献史料をひろく渉猟して再現したのがこの茶室だそうです。見事に金ピカですね。
この他にも重要文化財に指定されている「浄瑠璃物語絵巻」全12巻は、絵がとても繊細で、なかなか見応えがありました。

万華鏡の中にいるみたい!

所長が「幻想的だった」と言っていたエスカレーターと円形ホールへ向かいました。
「ここ、なんだか見覚えがあるぞ」と思って記憶を辿ってみたら映画「ゴジラVSキングギドラ」で使われてた場所でした。たしか未来からやってきたタイムマシンの内部だったかな。それっぽい雰囲気があります。僕はテレビで観ましたが、所長はリアルに映画館で観たらしいです。

模様と色がどんどん変化して万華鏡の中にいるみたいで、とても綺麗でした。ホール内にあるソファーに座って天井を眺めていると「許されるならここに住みたいかも…」って思ってしまった!
最近、こういう綺麗なものに触れてなかったからなぁ。いい気分転換になりました。