合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。
「ケケケの元気マルシェ」が無事に終了したあと、会場を提供して下さった入政建築さんの完成したばかりのお家を見学させていただきました。

右は今年の春に完成して約半年間モデルハウスとして公開していた建物ですが、お施主さんが無事に引越しされて新しい生活をはじめられたとの事。そして左が今回完成したお家です。

どちらも入政建築が提案する「aisuの家」です。空気集熱式ソーラーを導入することで熱と空気の動きがコントロールされて、心地よい温熱環境、空気環境になるように設計されています。


内部も木をふんだんに使った入政建築らしい仕上がりになっていました。
街中でよく見かける新しい分譲住宅地は整然としているけど、どこか無機質な感じがして、個人的には好みに合いません。人は間違いなく住んでいるはずですが、あまり歩いている人を見かけないという印象があります。
私の子供の頃は、お母さん連中が外で井戸端会議をやっていて、その周りで子供たちが遊んでいました。「〇〇さんとこは、今夜何にするの?」「うちはカレーかな」なんて話しながら近所のお店に夕飯のものをみんなで買いに行ったりとご近所付き合いが活発で、子供ながらその光景を楽しいと思っていました。今どきの分譲住宅地でも、それなりに住民同士のコミュニケーションは取られているのでしょうが、きっちりと区画されたあの雰囲気が、人の心にも見えない垣根を作ってしまっているように感じます。入政建築さんの「aisuの町角」にも当然区画はありますが、至って自然体なので、今どきの住宅地よりも若干近いご近所付き合いが生まれるのではないかと期待しています。町づくりって、結局のところ道や建物ではなくて「人」なんですよね。

