おいしい建築研究所 研究員&観光係のヒノムです。
今回は高知県宿毛市で建築中の住宅に陽のまどの施工指導に行きました。これまでは、どこへ行くのも「青トラ」でしたが、今回は所長が「四国に鉄道で行ったことがない」というので、新幹線と在来線の特急を乗り継いでの列車の旅です。当日は浜松6:28発の東海道新幹線・こだま号、名古屋でのぞみ号に乗り換えて岡山8:41着。たった2時間半で浜松→岡山(約450km)を移動できてしまうなんて、改めて新幹線の速さに感心しました。
岡山からは瀬戸大橋を渡り、土讃線で高知へ向かう特急南風に乗ります。子供たちに人気のアンパンマンの原作者、やなせたかし氏のふるさとが高知県香美市という事で、アンパンマンカラーの列車なのです。外観は”アンパンマン”ですが、乗っているのは”ビジネスマン”ばかり。みんな誰かのヒーローなのかな?
瀬戸内海の美しい景色を眺めながら瀬戸大橋を渡ります。香川県から徳島県に入り、四国三郎と呼ばれる吉野川に沿って大歩危、小歩危の美しい渓谷を見ながら高知に至ります。
岡山から2時間40分で高知に到着。今度は特急あしずりに乗り換えて中村(四万十市)を目指します。南風も、あしずりも、どちらもディーゼル特急なので少しやかましいですが、乗り心地は良かったです。高知駅で買った”かつおのたたき弁当”も美味しかった!鉄道の旅の楽しみの一つは、何と言っても駅弁ですね。
高知から窪川まではJR四国の土讃線で、窪川から先は土佐くろしお鉄道になります。特急あしずりの終点、中村駅(四万十市)に着きました。高知から2時間、浜松から7時間かかりました。最終目的地の宿毛は、ここから更に列車で30分の所なんですが、今日は移動だけで仕事は明朝からですから、折角なので少し観光する事にしました。
足摺岬
所長と僕にとって観光と言えば「灯台」です。四国最南端の地、足摺岬へ行ってみることにしました。
足摺岬灯台は大正3年(1914年)4月1日に設置点灯され,、昭和35年に改築されて現在の形になりました。その頃は米ソが宇宙ロケットの開発を競っていた時代だったので、これまでの灯台のイメージを打ち破るデザインとして「ロケット形」になったのだそうです。この形はアメリカのアポロではなくて、ソ連のソユーズだな。
ずっと眺めていたい雄大な景色でしたが、最終目的地の宿毛へ向かう都合もあって渋々足摺岬をあとにしました。明日は朝から集熱面の工事ですが、雲の動きが怪しい・・・ 雨が降らない事を祈ります。