おいしい建築研究所 研究員&観光係のヒノムです。
先日、長野県・富士見町の家を訪問した帰りに同じ町内にある井戸尻考古館に立ち寄りました。本当にこのエリアは、縄文時代の遺跡だらけ。尖石の国宝土偶も感動的でしたが、この考古館にも可愛らしい土偶がいました。


「蛇を戴く神子」(通称みこちゃん)と呼ばれている小さな土偶です。頭に蛇がとぐろを巻いている姿を現しているそうなんですが、恐ろしい… 僕は巳年なんだけど、蛇は大嫌いなんです。ジャングルには恐ろしい奴がいるのでね。


こちらは坂上遺跡から出土した「始祖女神像」
この日は↓の企画展が開催されていました。縄文時代と言うと土器や土偶に目が行きがちですが「石器もなかなか面白いよ!」という展示です。

富士見町の地質的な特徴として、国道20号線を境に東西で大きく石の種類が異なるそうです。東側は火山である八ヶ岳の火成岩、西側はプレート同士が押し合って隆起した南アルプスの山々は堆積岩や変成岩で成り立っています。縄文人は、石の性質をよく理解して石器を作っていました。石鍬や石包丁などの農具には、堆積岩や変成岩を使います。火成岩に比べると割りやすく、打ち欠いて思い通りの形にしたり、刃をつけたい石器にはこれらの石が向いています。一方ですりつぶしたり、叩いたりする石器には火成岩である安山岩が使われていました。木を切り倒す斧には、比重が大きくて粘りのある輝緑凝灰岩や透閃石岩などが用いられるなど、用途に応じて石を使い分けていたのだとか。縄文人!凄いです!!
韮崎市民俗資料館
井戸尻考古館を見学した後は、浜松へ向けて移動しながら韮崎市民俗資料館にも立ち寄りました。ここには以前から見てみたいと思っていた「ミス石之坪」がいます。

約5000年前の縄文時代中期の土偶で、丁寧に磨かれた滑らかな肌が特徴の「美肌土偶」です。左腕から下が見つかっていないとの事ですが、元はどのような姿だったのだろう?想像するとワクワクしてしまいます。

こちらは約3500年前の縄文時代後期の土偶で、後田遺跡から出土したので「ウーラ」と呼ばれています。仮面をつけた土偶ですが、尖石の「仮面の女王」と比べると、かなり親しみやすい雰囲気です。
井戸尻考古館も韮崎市民俗資料館も、ほのぼのとした雰囲気で良かったです。しばらく山梨、長野方面に来る予定はないんだよなぁ。次来る時のためにまた勉強しておかねば!

