OMソーラー復活計画(その3)

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

弊社がつくったOM改修システム(仮称ReOM)の施工検証を行います。協力していただいたのは、以前のブログで紹介した静岡県藤枝市の工務店、育暮家ハイホームスの前社長、杉村さんです。

青トラ訪問記-14 職人さんの汗と夢 – サンシャイン・ラボ

杉村さんのご自邸は、明治時代に建てられた母屋を昭和47年にリフォームされ、その後も増改築を繰り返して今に至っているとの事です。21年前にOMソーラーを導入しましたが、3年ほど前に送風機が故障してしまったとのこと。育暮家ハイホームスさんは、静岡県の大井川周辺でOMソーラーに積極的に取り組まれていましたが、現在は退会されていて、新規のOMソーラーはやっていません。過去のお客様のお世話はしっかりされていますが、自邸となると対応が後回しだったようで、かなり熱が無い状態になっていました。杉村さんは、家の中では裸足で過ごされていましたが、床が冷たすぎて霜焼けになってしまったのだとか。家の中に熱を取り戻して、霜焼けにならない床にすることを、今回の施工検証の目標とします。

地上から見る限り、集熱面は健在のようでした。小屋裏のOMハンドリングボックスは↓のように設置されていました。撤去が前提なので、どこが壊れているのかは調べませんでしたが「長い間お疲れさまでした」って感じです。

ハンドリングボックスには問題ありませんでしたが、棟ダクトの納まりについて当時の図面等が残っていなかったので、集熱ダクトを外して、ダクト内にカメラを入れて内部の様子を確認しましたが、この家の集熱面はOM集熱パネルと外付け棟ダクトの組み合わせで構成されていました。棟ダクトからハンドリングボックスまでの集熱ダクトは、グラスウールダクトを細かく加工して造形されており、「当時の職人さんって、こういう細かい仕事をする人がいたよなぁ」と懐かしく思いました。

次に床下の様子を確認しました。床下点検口から見る限り、特に問題は無さそうです。OMハンドリングが故障してからは、空気が動かない状態だった訳ですが、特に湿気が篭っていて木材が湿っているような感じもなく、かび臭いといった嫌な臭気もありませんでした。ただし寒々としています。

室内や床下に温湿度ロガーを設置して、改修工事前と後での変化を記録する事にしました。

OM改修計画

状況調査の結果を元に改修計画案を作成しました。現況は↓のような感じです。

既設のOMハンドリングボックスを撤去した後、そのスペースに新しい送風機と電動ダンパーを配置します。極力既存のダクトを活かして、最小限の工事範囲で納めるように計画しました。

室内循環の機能は使用していないとの事なので、集熱、排気、立下りの3ダンパー仕様にします。ファンは従来のT35型ハンドリングに相当するSS-F17型を使用する事にしました。
ダクト径を調節する部材や機器を取付けるための金物類など、新たに設定しなければならないものがいくつか出てきました。それらの準備を整えたら施工に移りたいと思います。