おいしい建築研究所 研究員&観光係のヒノムです。
那智勝浦町で建設中の「紀州サンウッド倉庫」へ所長と一緒に行ってきました。所長もブログで「青い空と青い海がとても綺麗だった」と書いていましたが、本当に良いお天気でした。前泊で那智勝浦入りする事になったので、前から行ってみたいと思っていた場所を訪れることにしました。
前回は片道陸路、帰りはフェリーを利用したのですが、陸路だけだと片道約350km、フェリーを利用すると約240kmなので、走行距離に100km(往復200km)の差があります。費用は陸路の方が若干安いですが、今回は往復フェリーを使う事にしました。浜松から渥美半島の先端、伊良湖岬まで約70km。そこから三重県鳥羽市まで伊勢湾フェリーで1時間。そして鳥羽から那智勝浦の現場まで約170kmという行程です。所要時間は変わらないのですが、船の中で1時間休めるのは助かります。
古座川の一枚岩
所長と僕が行きたかった場所は「古座川の一枚岩」です。以前、NHKか何かでこの一枚岩のことが紹介されていて、高さ100m、幅500mもある巨大な一枚岩とはどのようなものなのか見てみたかったのです。
巨岩と言えばオーストラリアの「エアーズロック」が有名です。残念ながらオーストラリアには行ったことが無いのですが、その規模は古座川の一枚岩の比ではないみたいですね。因みにオーストラリアには「エアーズロック」より更に大きい世界最大の一枚岩「マウント・オーガスタス」というのがあるのだそうです。上には上があるものですね。古座川の一枚岩は1500万年~1400万年前にこの地にあった「熊野カルデラ」の一部で、冷え固まったマグマの塊が、大地の隆起によって地表に現れ、川に浸食されて一面の岩壁になったのだそうです。川が流れているので岩肌に直接触れることは出来ませんでしたが、スケールの大きいものを見ると、こちらの気分も大きくなれますね。
対岸にある道の駅で一枚岩を眺めながら「釜餅」という、もち米の粒々感を残しつつ、甘さ控えめの粒あんを包んだおはぎとも大福とも違う食感の地元スイーツをいただきました。また食べたくなるお味です。
もちろん仕事もしました!
一枚岩のあとには、お約束の灯台を訪問したのですが、そちらの報告はまた今度。
次の日は、朝から紀州サンウッド倉庫でダクト工事と計測についての打合せがあり、僕も参加しました。
今月末から来月初には建物が完成する予定なので、温湿度ロガーを取付けて実測を開始しなければなりません。
戻ったら計測器の準備をしなければ…
ね!ちゃんと仕事してるでしょ!!
建物が完成したら来月くらいから温熱実測が始まるので、今後も定期的に訪問する事になるでしょう。観光係としては、次回の立ち寄り先もしっかり調査しておかなければ!と決意を新たにしたところです。