職人さんの汗と夢

ブログ味を究める

合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

以前にご案内しました職人さんを応援する絵本「絵ことば」の「建具屋さん編」発刊イベントが、7月5日(日)静岡県の藤枝市生涯学習センターにて開催されました。

職人さんの汗と夢 イベント開催 – サンシャイン・ラボ

私も発表用のパワーポイント係を仰せつかったので、お手伝いに行ってきました。

職人さんの汗と夢を主宰する杉村さんの挨拶から始まって、今回発刊された「建具屋さん編」と一つ前の「畳屋さん編」の2冊が朗読されました。

どちらのお話も父親が職人で、それぞれの子供たちの目から見た建具づくりの事、畳づくりの事を描いています。 人が読んでくれるのを聞く方が、自分で読むよりも心に沁みますね。

そのあとは、実際の建具屋さん、畳屋さんに登壇していただいて、なぜこの職業を選んだのか?、修業時代の事やこの仕事の魅力、これからの夢といったお話を聞きました。

最近の住宅では、生活スタイルの変化からか和室がつくられなくなってきてますよね。畳の上で大の字になるなんて事もしなくなってきています。そんな中で来場された方から「畳って、将来的にどうなって行くと思いますか?」という質問が畳屋さんに投げかけられました。これに答えたのは、新海畳店の新海さんでしたが「畳はどんどん減って行くと思っている。現在、和室がつくられていなければ、そこで育つ子供たちが畳というものを知る機会を得られないから、記憶に残ることがない。だから大人になって自分の家を建てる際にも和室の必要性を感じないだろう。」と話されました。ご自分の仕事を冷静に分析されていると思いますが、現実としては辛いものがありますね。

以前にこのブログで空気集熱式ソーラーの過去と現在の話を書いたことがあります。空気集熱式ソーラーのある家で育った子供が、大人になって自分の家を建てようとする際に空気集熱式ソーラーを選ぶか、選ばないかという話でした。子供の頃に良い記憶として残っていれば、無くてはならないものになるはずですが、そうならないとするならばその人にとって空気集熱式ソーラーは、有っても無くてもどちらでもいいものだったという事なのでしょう。畳屋さんの話を聞いていて、ふと過去のブログの事を思い出しました。

空気集熱式ソーラーの役割 – サンシャイン・ラボ

全体として主催者である杉村さんらしい、温かみのある会でした。この活動が職人さん達の未来にどのような影響を及ぼすのかはわかりませんが、「文化」として大切に残していけると良いなと思います。

まだ持っていなかった「瓦屋さん編」と「板金屋さん編」を入手しました。
予定には無いと思いますが「ソーラー屋さん編」もつくって欲しいなぁ。