合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。
最近、遠い所への出張が多かったのですが、今回は近い!浜松市のお隣、湖西市の新所原で建築中のお宅に陽のまど部材をお届けしました。この建物の設計は、浜松市天竜区の設計事務所、啓作舎の小柳さん。小柳さんとは、10年以上前からお付き合いさせていただいており、これまでに私のソーラーを5棟くらいやっていただいています。
啓作舎 :|建築設計事務所|静岡県浜松市|サステナブル住宅|エコハウス|省エネ住宅
↑ホームページに掲載されている建物は、啓作舎の事務所兼小柳さんのご自宅です。数回訪問した事がありますが、天竜川の支流、阿多古川沿いの良い景観の場所にあります。小柳さんの設計の特徴と言えば、南側に大きな開口部を設けて、陽の光が建物の奥まで届くように北に向かって緩やかに下る屋根(天井)でしょう。あとは床下に蓄熱装置(塩ビ管に水を入れたもの)を設置したり、デシカント空調に挑戦した物件もありました。こういう実験的な取り組みについては、必ずデータを収集して効果を確認され、そこで得たノウハウを次の物件に活かすという事を繰り返されているのです。新しい構法や設備等を取り入れても、その結果について検証しない人は多いですが、小柳さんはきちんと確認されているので、私も勉強させていただく事が多かったです。
施工は、愛知県豊橋市の(株)神谷綜合建設さん。初めてお付き合いさせていただく施工会社ですが、関わっている職人さんの中にOMソーラーの施工経験がある方が複数人いらしたので、重要なポイントに対する理解が速くて、とても助かりました。
神谷綜合建設 カミヤの家|豊橋を中心に自由設計、注文住宅を建てる工務店「カミヤの家」


前述のように南に大きな開口部を設けて陽の光をたっぷり受け入れ、それを室内の奥まで届けるために北に緩やかに下る屋根(天井)形状になっています。陽のまどの集熱屋根は、東端に位置する4.5寸勾配片流れの嵌合立平葺き屋根の上に架台を組んで、縦型集熱パネル4Pを設置します。


今回は屋根面に対して垂直に貫通するダクト接続ボックスを使用しました。ボックス側面の丸穴に電動ダンパーとダクトを接続し、屋根勾配に平行にダクティングします。そして私のお手製4.5寸勾配エルボを使用して、建物に垂直になるように向きを変えて1階床下まで配管する予定です。

室内におけるダクトレイアウトの都合から左端の集熱パネルにダクト接続させる事にしました。通常は中央付近のパネルに接続させるルールなのですが、今回はやむなく偏った位置での接続となります。この場合、ダクト接続位置に最も遠い南端パネルの吸気量が少なくなってしまうので、流量のバランスを取るために左端パネルの吸気口に「流量調整板」を取付けて吸気口の面積を減らしました。
躯体との干渉を避けるためにダクト接続ボックスの位置を一列右へ移動したので、それに合わせて集熱パネルのダクト接続口の位置も変更しました。集熱パネル底面は、厚0.5mmのGL鋼板と厚20mmの断熱材なので、容易に開口を設ける事が出来ます。

無事に集熱パネルが設置できました。棟包みとパネル側面は板金屋さんに屋根同色の材料で水切りを作ってもらって仕上げる予定です。
現場はJR東海道本線の新所原駅に近いので、たまには電車で来るのもいいかな。新所原は天竜浜名湖鉄道の始発駅でもあって劇場版シン・エヴァンゲリオンにも登場するので、エヴァのラッピング列車に乗って来るのも悪くない。ものすごく時間がかかりそうですが…


