合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。
弊社が製造、販売している陽のまど集熱パネルですが、使用している材料について大きく仕様変更をしなければならない事態になりました。現在使用している断熱材は、イソシアヌレートフォームという種類のものなのですが、この材料は、断熱性が高く、不燃で、安全性も高いという事で20年以上前から使い続けてきました。以前、このブログで高性能断熱材と出会って技術的な進歩があったという事を書きましたが、その時はフェノールフォーム断熱材を使用していたのですが、メーカーが製造を終了させてしまったので、これに代わるものとして選んだのが、イソシアヌレートフォーム断熱材でした。
フェノールフォームは、材料にホルムアルデヒドを持っているので常温域では問題ないですが、高温になる集熱面で使用するには、これを抑え込む必要がありました。一方のイソシアヌレートフォームには、そういう懸念事項が無かったので、集熱パネル内の断熱材としては最適で、長年使い続けてきました。ところが昨年末に突然この断熱材の製造メーカーが、現在使用している仕様の製造終了を通知してきたのです。陽のまどでは、厚20mmのものを使っていますが、このサイズを含む複数種を終了させて、売れ筋のものだけに集約するのだとか。製造は終了しており、出荷可能なのは在庫限りとの事だったので、工場にいくらかのストックを確保してもらいつつ、代わりの断熱材を探すことになりました。
世の中には様々な種類の断熱材がありますが、断熱性、耐熱性、安全性、加工性などについて総合的に条件を満たしてくれるものは、非常に限られます。何かに優れていれば、何かが足りないというものばかりなのです。そういう面でこれまで使ってきた材料が良かったのですが、「辞める」と言われてしまったらどうしようもないですね。最近、こういう話が多くて、モノ作りをしていくことの難しさをすごく感じています。
新しい断熱材
嘆いていても仕方が無いので代わりのものを探してきましたが、再びフェノールフォーム断熱材に戻る事にしました。懸念される問題部分については、製造時の工夫で封じ込める仕様に変更します。技術的な課題については何とかできるのですが、一番の問題は材料の価格が従来品より、かなり高くなってしまう事なのです。でも他の選択肢がないので、やむを得ず価格改定をさせていただいて、こちらに切り替えることにしました。本当に苦渋の選択です。現在、最終的な仕様についての打合せを行っているところなので、新仕様への切り替えのタイミングと価格については改めてお知らせしますが、4月頃から順次変えて行くことになると思います。何もかもが値上がりしてきている中で大変心苦しいのですが、何卒ご理解を頂きますよう宜しくお願い致します。

