青トラ訪問記-50 八ヶ岳を望む家(騒音対策)

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

青トラ訪問記もいつの間にやら50回目を迎えました。2024年2月以来、あちらこちらと訪問させて頂いてきましたが、これからも頑張って全国を飛び回るつもりなので宜しくお願いします。

今年の5月に訪問した山梨県高根町のお家が完成して引渡を終えたのだけれど、陽のまどのファンが運転すると低い振動音のようなものが聞こえて来るとの報告がありました。ファンの風量を「強」にした時は感じないが、「弱」にすると聞こえるとの事で、ファン自身にトラブルが発生しているのか?それ以外の問題なのか?原因を調査して欲しいとのご依頼でした。

青トラ訪問記-48 八ヶ岳を望む家 – サンシャイン・ラボ

音と臭いの問題は、言葉や文字では何を気にされているのかが、なかなか伝わらないので、現地で一緒に確認するのが一番なのです。念のために交換用のファンユニットと電動ダンパーを用意して現地へ向かいました。

現地に到着して、まずは問題の音を確認しました。
ファンを「弱」運転させると、機械類が格納されている天井裏辺りから低い振動音のようなものが感じられます。次に「強」に切り替えると、先ほどの振動音が消えます。
風の出具合を床吹出口で確認してみると「強」で0.7m/s、「弱」で0.6m/sでした。「強」で音がしない=止まっているという事ではなくて良かった!ファンユニットを交換しなければならない状況だったら嫌だなぁと思いながらここまで来たのですが、最悪の事態は回避できたようなので安堵しました。

ファンボックスの設置状況は↑のような感じで、近くで見る限り強も弱も綺麗な送風音で運転していました。

ファンボックスは、ダクトの高さに合わせるように木材を積み重ね、これに載せる形で設置されていました。
印象として↑の 横架材Aが、強度的に少し弱いように感じたのと、防振材を使わずにファンボックス本体を直接架台に固定していたので、ファンの運転振動がこれらから躯体に伝わっているのではないかと思いました。

ファンを固定していた木ネジを外して、運転状態でファン本体を架台から持ち上げてやると、問題の振動音が消えることが確認できました。それであれば、天吊り金具と木材との間に防振ゴムを挟んでやれば解決するのではないかと思い、近所のホームセンターへ材料を調達しに行きました。

私は現場へ行く時、必ずその周辺にあるホームセンターの位置を確認します。万一の時は、ホームセンターで入手できる材料や工具で対応しなければならないので、ホームセンターは最終防衛ラインと呼んでも過言ではない存在なのです。特にコメリさんには、これまで大変お世話になってきました。

ホームセンターで防振ゴムを調達してきました。これをファンの天吊り金具と架台との間に片側2個ずつ(計4個)挟み込んでみましたが、ファン本体を持ち上げて、架台から浮かした時のようには振動音が消えてくれませんでした。

色々と試してみた結果として片側1個ずつ防振ゴムを挟む事で、問題の振動音をかなり低減できるようになりました。設置状態としては少し不安定ですが、ダクトで2方向から固定されているので、転倒や脱落はないと思います。
この状態でも完全に振動音が無くなった訳ではなく、微かにまだ残っています。完全に消そうとするならば、上部から吊り下げるとか、設置方法を見直すことになるでしょう。また周囲の壁との間で振動音が反響している可能性もあります。しばらく様子をみていただいて、お客様がどうしても気になると言われた場合には、次なる対策を検討する事にしました。でも本日立ち会っていただいた工務店スタッフの方々からは、「対策前より明らかに静かになった」と言っていただけたので大丈夫なように思いますが、音だけは人によって感じ方が異なりますから何とも言えませんね。

これまでにあった騒音に関する対応事例を↓に紹介しておきます。

青トラ訪問記-35 長野県・富士見町の家 – サンシャイン・ラボ