ホルムズ海峡を通れたら

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

先日、取引銀行の担当者から「中東情勢の影響で資材が入手できないとか、仕入価格が高騰しているというようなお困り事はないですか?」という問い合わせがありました。弊社しては、4月に価格を改定させていただきましたが、これは中東情勢の影響ではなくて仕様変更が理由でしたから、今のところ石油関連の問題による影響は受けていないと回答しました。ただしイラン問題が長期化すれば価格を改定せざるを得ないとの話は、メーカー側から出て来ているので「タンカーがホルムズ海峡を通れたら価格は変わらないんだよね?」と逆に問いかけたりしています。便乗値上げを画策する会社も出てくるでしょうから注意が必要です。

みんなが値上げ、値上げって、値上げして行ったら誰も買えない金額になってしまうでしょう。住宅においてそのような状況になった時に真っ先にカットされる可能性が高いのが「陽のまど」だったりするので、現在見積書を提出してある案件も、この先どのような展開になっていくのか不安でしかありません。
銀行の話としては「仕入価格の高騰などでお困りの際は、サポートしますからご相談ください」という事でしたが、逆にこちらからは「建築費の高騰で手が出なくなってしまったエンドユーザーを救済するような施策は無いの?」と問いかけてみました。エンドユーザーが買ってくれなければ、仕入れが出来たとしても売り先がないですからね。これに対しては「理屈はそうなんですが、現実的には難しいです。」との回答でした。まあ金融機関としてはそうでしょうけどね。もっと上の方の施策でなんとかならないものかと思う今日この頃です。

政府は中東以外からの供給ルートを開いたり、十分な備蓄もあるから心配はないと言っていますから、私も「そうなのだろう」と思っていますが、メディアの報道などで「無い、無い」とやたらと不安を煽りますからね。米の時もそうでしたが、本当はどうなのかがわからなくなります。メディアには社会を落ち着かせるような報道をお願いしたいし、それを受け取る側も冷静に判断をして「自分さえ良ければいい」的な行動は慎んで頂きたいと思います。

もし本当に原油が入って来なくなった時には、ナフサどころじゃない、経済活動が全面停止するような深刻な状態に陥るのでしょうから、そうならない事を祈るばかりです。