夏なの?冬なの?

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

関西の工務店さんから過去にびおソーラーを採用していただいたお客様の家で温熱実測を行ったので、そのデータを見て欲しいとのご依頼がありました。

計測したのは2023年8月との事ですから3年前ですが↑のようなデータが届きました。
私は完成したこの建物を見ておらず、周辺環境等の状況も知らないので、あくまでこのグラフを見て感じたことをお伝えしたのですが、気になったのは次の2点です。

① 外気温について最高気温が40℃以上まで上がっているが、どこで測定したのか?

② 室温が「冬モード」のような変化をしているが「季節」スイッチは「夏」を選択していたか?

この問いに対して測定者からの回答は、①については建物南側の庭にある小屋の中に計測器を設置していたとの事でした。日当たりの良い閉じられた空間の中であれば、このような結果になるのは当然ですね。外気温は建物北側の直射日光や風雨を受けない場所で測るのが良いです。

②については、正午が太陽のピークとすると、この家の室温のピークは16時頃になっています。この状況は、集熱空気を床下に送って蓄熱させる事で一気に室温が上がる事を抑え、じわじわ上昇して夕方にピークを迎えているように見えます。ただこのような温度変化は「冬モード」で集熱空気を取り入れている場合に見られるものであって、日中に集熱取入れを行わない「夏モード」であれば、このようなカーブは描くことはないはず。つまりこの家は、8月だけど「冬モード」で暮らしていたのではないかと推測されます。かなり暑かったと思うのですが「こんなものだ」と思われていたのかな?

実際がどうであったのかは、3年前の話なので施主も覚えていないでしょう。故意に「冬」で使用していたというよりは、びおソーラーの使い方に慣れていなくて「夏」への切り替えをしていなかった(忘れていた)だけだったのかもしれません。今どきの空調設備機器は、住まい手に寄り添うような制御が行われたりしていますが、びおソーラーや陽のまどは、太陽にしか従っていないので、自分の判断で調整して行くしかないのです。

10月に入ってだいぶ涼しくなりました。今が一番過ごし易い時期かと思いますが、あと1ヶ月もすれば暖房が必要に感じるでしょう。朝晩が寒いと感じるようになった頃から「冬」に切り替えて、床下に熱を貯め始めます。このようなモードの切り替えは、全て住まい手の肌感覚で決めて頂く事なのです。陽のまどのホームページには、「陽のまどの暮らし方」を掲載していますから、これに沿ってご使用いただければと思いますが、最終的には皆さんがどう感じるかなのです。

陽のまどの暮らし方 – サンシャイン・ラボ