OMソーラー復活計画(その9)

ブログ味を究める

合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

夏の温湿度データを計測中の杉村さんの家ですが、梅雨明け後のデータを回収してきました。
データ回収のために訪問したのは9月17日でしたが、到着して各計測器の状態を確認すると↓のように表示されていて電池切れ間近です。

今回使用している計測器は、和歌山県那智勝浦町の紀州サンウッド倉庫から引き上げてきた子達なので、昨年11月に電池交換したままのものでした。
T&Dの”おんどとり”は↑の表示が出ている間に新しい電池に交換すれば、それまでに計測したデータは保護されているので、急いで交換しました。予想していたことだったので、新しい電池を用意していましたから問題はありませんでしたが↑の表示を見ると1年前のバタバタを思い出してしまいます。

青トラ訪問記-33 久しぶりの紀州サンウッド倉庫 – サンシャイン・ラボ

この夏の天気

今年の夏は「酷暑日」という言葉が頻繁に聞かれました。酷暑日とは最高気温が40℃以上の日を指す気象用語で、今年から気象庁が正式に採用したのだそうです。
私が住む静岡県浜松市では、7月23日に今年の全国最高気温41.1℃を記録。他所でも40℃越えの地がたくさんありました。そんな過酷の夏でしたが、過去の天気を改めて調べてみると静岡は↓のような感じでした。(日本気象協会 過去の天気より)

静岡県の梅雨明けは7月19日でしたが、7月中の平日は晴れの日が多くて、週末に崩れるという感じでした。浜松で最高気温を記録した23日は「不明」となっていますが、この日は間違いなく晴れで、すごく暑かったです。

梅雨明けからお盆までの間は、とにかく暑かった!
↑では、最高気温は「酷暑日」まで上がっていませんが、厳しい暑さが続いていたと思います。
でもお盆を過ぎる頃から徐々に和らいできて、後半からは連続でやって来た台風の影響で雨の日が多くなりました。

9月に至っては、晴れの日の記憶がほとんどありません。毎日曇りか雨だったように思います。そんな中で千葉県では、大雨で河川が氾濫して甚大な被害が出ていますが、雨が止んでくれないことには水が引かないですから、一日も早く天候が回復することを祈るばかりです。

夏のデータ

梅雨時期の状況については↓をご覧いただきたいですが、床下の高い湿度が気になりました。この傾向は昔から承知していましたが、20年以上経過した家でも同じなのだという事がわかり、空気集熱式ソーラーの重要性を再認識させられました。

OMソーラー復活計画(その8) – サンシャイン・ラボ

梅雨明け後の7月20日~31日までの計測データをグラフにしました。こんな細かなものを見せられても何のことやらわからないと思いますが、天気の良い日が続いていることはご理解いただけるかと思います。

梅雨明け後の3日間(7/22~7/24)の温湿度データです。
室温は30℃前後の辺りを緩やかに変化しています。DKでは夕方に冷房が使われていたようで、急激な室温の低下が見られますが、極端に冷やし過ぎているようなことはありません。

私が確認したかったのは、夏排気運転によるファンへの熱的な影響と加熱された状態のファン本体からの小屋裏温度への影響についてです。

浜松で全国最高気温を記録した7月23日のデータを見ると、正午の時点で外気温36℃、集熱温度77℃、排気温度72℃、モーターケース表面温度82℃で小屋裏温度36℃という状況でした。

高温の排気熱がファンに与える影響については、モーター内部の温度を測定している訳ではないので推測でしかありませんが、7/22~7/24のグラフを見ると、集熱温度の変化に呼応するようにモーターケース温度も変化しているので、モーター内部の異常発熱ではなく、あくまで通過空気温度の影響によるものと考えます。

過去のOMソーラーの家では、夏排気運転により熱い空気が送風機内部を通過する事で、本体が加熱されてしまって、真夏の小屋裏でストーブを燃焼させているような状態になっていました。
私はこれが問題だと思っていたので、陽のまどでは夏排気運転をしなくても良い仕様を選択しましたが、OMソーラーにおいては既存の集熱屋根面を守るために夏排気が必要なのです。

OMソーラー復活計画(その2) – サンシャイン・ラボ

↑のデータによると高温の集熱空気がファンの中を流れるので、モーターケースはかなり温度が上昇していますが、小屋裏温度を上昇させるほどの影響は見られませんでした。このお宅の小屋裏機械室は、かなり広くて容積が大きいという事もありますが、OMハンドリングボックスに比べて、今回のファンユニットの方が発熱面積がかなり小さいので、室温への影響も少なかったのではないかと思います。

厳しかった夏が終わり、秋らしい雰囲気になりました。今年は想定外の気象状況なので、この先がどのように変化していくのか想像が難しいですが、冬モードに切り替える頃までは、この計測を続けたいと考えています。