風を読む(通風をトレーニングする会)

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合同会社サンシャイン・ラボ 代表の松原です。

風を読むの6回目は、2015年3月に開催した「通風をトレーニングする会」のことを書こうと思います。これまでの5回で報告した内容は、「通風をトレーニングする会」での報告資料になります。それ以外にも色々な条件での実験をしましたが、まとめとしてはこのような感じになりました。

通風をトレーニングする会

2015年3月12日、私がコツコツと通風実験を行っていた実験場に30名ほどのお客様をお迎えして、報告会を開きました。顔なじみの工務店さんや設計事務所さんに加えて、書籍の「通風トレーニング」に協力していたYKK APのスタッフの方たちにもご参加いただきました。

会の冒頭に挨拶する杉村さん
一生懸命、検証報告をする松原

ただ報告を聞くだけではもったいないので、実験棟に移動して実際の風の動きを体感してもらいました。

風速当てクイズ:自分の身体が感じた風速は〇m/秒?

風速計で答え合わせをしてもらいます。
風を身体で感じても、それがどれくらいの速さ、強さなのかを判断できる人は、なかなかいませんね。

通風シミュレーションの専門家たちも、このような検証をした事はなかったので、すごく面白かったと言っていただきました。ただこの日に参加して下さった設計、施工者の方たちが、これ以降に通風を意識した建物づくりに取り組むか?と言えば難しいだろうなと思いました。私はこの実験を真冬の1月、2月頃に冷たい風を全身に受けながらやっていたのですが、色々やっている内に寒さより好奇心の方が勝ってきて、風に対する自分なりの知見を持つことができましたが、これは経験した人でないとわからない領域なのだろうと思うのです。

この会の締め括りとして以下のようにまとめました。

この頃はまだ設計事務所の看板で仕事をしていたんだよなぁ。
と言っても私に建築設計を依頼して来る人はなくて、ソーラー絡みか、今回のような他では誰も受けてくれないような部材設計の仕事ばかりしてました。
陽のまどの原型となるシステムもこの頃には出来上がっていて、月に1件有るか無いかでしたが受注を得て、製造・販売を始めました。
以前から「私は研究者ではない。実践者である。」と言ってきました。学術研究の専門家から見たら「なんと稚拙な実験だ」と笑われてしまうレベルかと思いますが、やってみる事、気付く事、考える事が大事だと思うのです。私がつくった陽のまども、こういう積み重ねの結果として今の形になっているので、全てを自分の言葉で説明することが出来る! そこが誇りでもあります。